経済発展(成長)と幸福感について その1

「各エネルギーについての考察」

先の東日本大震災で犠牲になられたかたがたに、
心からお悔やみを申し上げますと共に被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。

弊社も僅かですが、被災地にお米を主とする農産物を支援させていただきました。

今後も微力ですが機会があればお手伝いさせていただきます。

ところで、今回のコラムは株式会社レビオの社長としてではなく、
一人の人間の意見として書きました。少し長くなりますが読んでいただけましたら幸いです。

福島原発の事故を契機に、各地で脱原発の集会等が開かれているようです。

また、テレビ等では多くの評論家・コメンテーターの皆さんが『脱・原発』について、

それぞれ意見を述べているようですが、これらの皆さん並びに集会等に参加されています市井の皆さんは、現状において安全神話が崩れたからといって直ちに廃止せよとか、

新設は認めずに徐々に脱原発社会に向けた努力をすべき等、百家争鳴の感があります。

脱原発に至る方法はいくつかありますが、いずれの方法でも生活内容を根本から見直すことになることを理解・覚悟しているのでしょうか?

単に事故が起きた時の被害の甚大さ・放射線被害の恐ろしさと、現状復帰までに要する時間の長さから脱原発集会に参加しているのではないでしょうか?

電力会社はもちろん、経団連を初めとする大企業の皆さんは、現実問題として

「原発に変わるエネルギーはありますか?どのように確保するのですか?」

と、問いかけています。

確かに火力発電(石炭・石油・液化天然ガス等)で大部分をカバーすることが出来ますが、

これには地球温暖化ガスの増大という大問題を解決する必要性がありますし、

燃料費も大きな問題としてのしかかってきます。

現状では電力会社の算出しているキロワットあたりのコストは原発が安いので

(将来の廃炉費用・高濃度廃棄物の処分費等を加えると全く違うコストになりますが)

脱・原発は電気料金の引き上げにつながり、一般消費者は否応なしに負担するしかありません。

その場合、輸出企業の競争力は弱まり産業の空洞化が進み、

輸出企業とその関連会社に雇用されている従業員の相当数は解雇されると共に、

それらの企業城下町では商店等の売上は減少し

つもり積もってGDPは大きく落ち込むことになると、素人ですが容易に想像できます。

脱原発を希望する人たちの多くは、自然エネルギー・再生エネルギー・深海のメタンハイドレード・石油を作る藻等を開発すれば可能であると説明していますが、本当でしょうか?

長期的・理論的には可能だと思いますが・・・・

目の前にある問題として次の事柄について具体的に一つずつ考えてみました。

(ここまで読んだ皆さんに誤解の無いように申し上げますが、私は原発を推奨しているわけではありません)

まず自然エネルギーについてですが、風力・太陽光・小水力・波力等がありますが、

いずれも天候や昼夜に大きく左右されますので、バックアップシステムが必要となります。

電力会社に一定割合ですが余剰電力の買取を義務付け、さらに非常時のバックアップを求めることは、例えるなら「普段の日常生活の買い物はショッピングセンターで行うけれど、非常時には地元の商店に店を開いてください」というのに等しく、まったく理にかなっていません。

バックアップシステムについて考えるみると、現在最有力なものが「蓄電池」ですが、

これは実際には技術開発も着実に進んではいますが、現状ではレアアースが必要で

入手には中国の意向に大きく左右される可能性が無視できません。

よって、リスクは非常に大きく代替品の開発には未だ時間が必要です。

我が国は国土面積が小さく、かつ地震国です。

風力発電について考えると、風下での低周波騒音による健康被害が問題になっています。

そして太陽光発電はどうか、というと米国や砂漠地帯のような広大な未利用地が無いため

大規模な設置面積の確保が非常に困難です。

ここ数年、各家庭や工場の屋根に設置される事例が増えていますが、先に述べたバックアップシステムの問題は解決されていません。

洋上風力発電は今後の研究開発次第では、可能性はあるとおもいますが、

素人の感覚では「結構時間がかかるのではないか?」と感じています。

次に再生可能エネルギーの中でも、今後大きな可能性があるといわれる

「バイオマス発電」について考えてみましょう。

このバイオマス発電は、「有機性廃棄物からメタンガスを発生させ発電する」方法で

生ゴミ処分法の手段として一部地方自治体で採用されています。

しかし、生ゴミ収集コストを加えると買電よりはるかにコストが高くなるのが実情です。

(余談ですが生ゴミ処理だけを考えた場合には、施設で使う電力は買電でまかない、メタンガスは熱源として近接すると思っています)

他にもエネルギーを考える上で大事なことは

人口減少社会に向かう中で、年数を経るごとに設備稼働率の低下というコストアップ要因があります。

大変長くなりましたので、まだいくつかあるエネルギーに関しての考察も

その2に続きます。ぜひ最後までお付き合い下さい。

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