十数年前にある教授から教えられたこと(その2)

二人目の方は、北海道大学のA教授から教えられた「イノベーション」と言う言葉の本当の意味についてです。

良く「技術革新」と訳され使われていますが、本来の意味は少し違うと例を示しながら教えて頂きました。

イギリスのワットが蒸気機関を発明したと言われ、

また同じくスチーブンソンが蒸気機関車を発明したと言われています。

これらは革新的技術ですが教授の言によれば、これらはあくまでも発明であって

「イノベーション」には当たらないとのことでした。

蒸気機関でポンプ等を回し今までよりも効率よく水をくみ上げ、

また蒸気機関車は遠距離間に鉄路を敷き人や物を大量に早く運ぶことが「イノベーション」ですと教えられました。

 

レビオにとってこの教えから学んだことは、単に生ごみ処理技術の一つとしての堆肥化ではなく、

また生ごみ処理機を作ることでもなく、出来た堆肥を使って生きるために最低限必要な美味で

栄養価の高い農産物を作り社会に提供すること、

そして化学肥料で地力の落ちた農地を復元するところまで行わなければならないと云う事でした。

 

確かに鉄路を敷いたのは、蒸気機関車を発明したスチーブンソンではなく、時の政府や実業家が、

既得権益集団の反対を押し切り実行し、「イノベーション」を起こしました。

鉄道の効果は後世になって結果が見えますので非常に理解しやすいのですが、

生ごみリサイクルの社会に与える効果は、現時点では多くの抵抗勢力の反対に遭い、

国内においても普及が未だ進んでいないので具体的に見えていません。

 

十数年前にNHKが放映した「生ごみは宝の山」と云う番組が有ります。

その後一時期、大手企業から個人まで約350社が生ごみ処理機の開発に取組み、

数多くのバイオタイプの装置が提案されましたが、悪臭の発生に対応できず次第に撤退し、

一部が乾燥タイプに方式変換しましたが、これは高温で短時間に乾燥させることで悪臭対策としています。

しかし単に生ごみを乾燥させただけ

(一部にバチルス菌等の高温菌を使用していますが、殆どは活性化せず休眠状態で生きているだけ)ですので

農業者の利用が進まずに、また何れも機械の販売を目指し、

処理物は単に堆肥の原料になりますとPRしたためその後行き詰まり現在に至っています。

(処理物の引き受け手が出てこない)

このことが後の生ごみリサイクル活動に影を落としていることは周知の通りです。

 

レビオは、生ごみリサイクルは人間が生きるために最低限必要な

安全な食料の確保と云う視点から考えると鉄道に優るとも劣らない取り組みであると信じています。

そして消費者および行政の意識改革が進むよう一歩一歩実績を積み重ねることで

「イノベーション」を起こしたいと頑張っています。。

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