Archive for the ‘社長のブログ’ Category

「リージョナルと食材の安全」について

2017-03-04

今日は、久しぶりの投稿です。

今回は間もなく始まる子供たちの新入学・新入園と言う時節柄、米国のトランプ大統領就任に伴う貿易問題から「食材の安全」について私の直感に基づく意見ですが書いてみたいと思います。

安倍総理大臣がトランプ大統領と会談をし、その内容の一部がマスコミから漏れ伝わっています、トランプ大統領が日米間の自動車を例に挙げ不公正な貿易があると非難したとかで国内では政財界で対応に追われているようです。

しかし、私が思うにこれは駆け引きの初手で本命は農産物の自由化にあると思います。

トランプ大統領はTPPからの離脱通知とその後の2国間での自由貿易交渉(FTA)への移行を強調していますが大統領の視野の先には自動車ではなく農産物の関税ゼロにあるのは明白です。

戦後70年間、日本は政治、経済そして安全保障の全てにおいて米国におんぶされてきたために何時の間にか足が退化し自力では歩くことが出来ない状態になってしまいました。

この様な状況下で農産物の関税ゼロを求められた時、今の日本にはそれを拒否する力は無く導入時期の交渉が精々できることではないかと感じます。(これは何かの本から得た知識ですが、敗戦後の講和条約文書中に連合国「米国」は期限を決めずに日本をコントロール下に置くことが出来るようなことを条文に記載されているとのことでした

結果、日本人は遺伝子組み換え農産物(農薬まみれで作られた)を食べざるを得なくなるのではと危惧しています。

現にアメリカでは遺伝子組み換えの表示はされていないようで、貿易交渉時には我が国にも同様の制度を取り入れることを強く求めてくるのではと心配しています。

レビオでは、食材の安全はリージョナル(グローバルの反対語)でと考え、少しでも早く信頼できる生産者を多く確保するとともに、自社栽培拡大へのシフトをスピード感持って進め多くの子供たちに安全で美味な食材を食して貰える体制を作りたいと考えています。

地元の商品を地元の商店で買う活動を始めませんか

2015-01-06

明けましてオメデトウございます。

昨年は全国各地で自然災害による被害が激増した1年でした、

多くの人達は今年こそは平穏で落ち着いた1年であることを念じていることと思います。

しかし、温暖化現象はさらに進み自然災害は今後益々増加することは

専門家の意見を待つまでもなく多くの人達は予感していると思います。

さらに、自然災害以外にも社会・経済問題においても

今年から来年にかけて国内外を問わず激動の出発点になると

大手コンサル会社で役員を務めている方は、予測しており、個人的には全く同感です。

師走の選挙では低投票率の中、大方の予測通り与党が圧勝しました、

これも激動の時代に向かうスタートの合図と感じています。

アベノミクスは為替を円安に誘導することで大手企業の収益アップを図り、

そこからのトリクルダウンを期待しているそうですが、

株主資本主義の時代に入り収益アップをシビアな視点で求められている企業からは

全く期待できないことは当初から分かっていたにも関わらず

この政策を進めているにはそれなりの目的があると感じています。

円安の悪影響は早速輸入食品(原材料含む)の値上がりに現れてきました。

日本の食料自給率は約40%と言われ、残りの60%は値上がりの対象です、

流通大手でバイヤーを務めていた人は、円相場は150円まで安くなると予測しており、

益々輸入食品の値上がりは避けられなくなると危惧しています。

多くの消費者の皆さんは今まで安ければと輸入品であっても買い求めてきましたが、

近々価格の逆転が始まり国内品を求めようとしても1次産業は衰退し

作り・捕ってくれる人達は見当たらなくなっています。

極論でしょうが、スマホやエンタメが見れなくても死ぬことは無いですが、

食糧不足は餓死に繋がります、

今こそ国内の1次産業を見直す時期に差し掛かっていると

新年を迎えるに当たって強く感じているところです。

ドイツやオーストリアに見られる多少高くても地元の商品を地元の商店で買う活動を始めませんか。

北海道は今日(6月5日)も猛暑です

2014-06-25

皆さんこんにちは、ここ数日の猛暑は道産子で2月生まれの私には耐えがたい毎日です。

10数年前までは、北海道と言えば夏は涼しく湿度も低いことから本州の暑さから逃れるために

大勢の観光客が訪れていた記憶が今も残っていますが、それも今は昔のこととなりました。

最近では、蝦夷梅雨と言われ道南や太平洋側の一部地域にしか見られなかったジメジメした気候が

全道的にその範囲を広げています。

地球温暖化現象が騒がれ始めた頃は、専門家を除き多くの道民はその現象に内心淡い期待を持ったことと

思います(道内の平均気温が上昇することで冬暖かくなり過ごしやすくなるのでは・・・と)

しかし、昨今の猛暑・集中豪雨等を実体験するとこれは単なる温暖化ではなく、

明らかに異常気象の様相を見せつつあると五感の何処かで感じ始めています。

二酸化炭素(炭酸ガス)を始めとする温室効果ガスの排出削減が市民一人ひとりの取り組むべき目標となって

きたことは誰の目から見ても明らかになってきました。確かに市民の排出する温室効果ガスの量は企業が排出

する量と比較すると雲泥の差があることは事実で、だからと言って何もしないで過ごすことは

現状を是認する行為になると思っています。

先ず、「隗より始めよ」で手近かな所から出来ることから始めたいと、レビオでは生ごみは焼却処分を止め

堆肥化することで、二酸化炭素(炭酸ガス)の排出削減に寄与することと、

農業の活性化に少しでも役立ちたいとの思いから活動を進めています。

カーボンニュートラルと言う考えがあり、植物由来の生ごみは燃やしても

二酸化炭素は増加しないと言われていますが、

生ごみは水分含有量が約90%と高く焼却には助燃材が必要な事、

また、植物以外の物が多く含まれていることを考えると矢張り焼却すべきではないと思っています。

そこで、環境問題(特に地球温暖化・食の安全にテーマを絞って)に関心ある方々と実際に活動されている人達と

意見交換をしたいものと年甲斐もなく先日FBに登録をしましたので宜しくお願いします。

https://www.facebook.com/masaru.takase.37

十数年前にある教授から教えられたこと(その2)

2014-04-07

二人目の方は、北海道大学のA教授から教えられた「イノベーション」と言う言葉の本当の意味についてです。

良く「技術革新」と訳され使われていますが、本来の意味は少し違うと例を示しながら教えて頂きました。

イギリスのワットが蒸気機関を発明したと言われ、

また同じくスチーブンソンが蒸気機関車を発明したと言われています。

これらは革新的技術ですが教授の言によれば、これらはあくまでも発明であって

「イノベーション」には当たらないとのことでした。

蒸気機関でポンプ等を回し今までよりも効率よく水をくみ上げ、

また蒸気機関車は遠距離間に鉄路を敷き人や物を大量に早く運ぶことが「イノベーション」ですと教えられました。

 

レビオにとってこの教えから学んだことは、単に生ごみ処理技術の一つとしての堆肥化ではなく、

また生ごみ処理機を作ることでもなく、出来た堆肥を使って生きるために最低限必要な美味で

栄養価の高い農産物を作り社会に提供すること、

そして化学肥料で地力の落ちた農地を復元するところまで行わなければならないと云う事でした。

 

確かに鉄路を敷いたのは、蒸気機関車を発明したスチーブンソンではなく、時の政府や実業家が、

既得権益集団の反対を押し切り実行し、「イノベーション」を起こしました。

鉄道の効果は後世になって結果が見えますので非常に理解しやすいのですが、

生ごみリサイクルの社会に与える効果は、現時点では多くの抵抗勢力の反対に遭い、

国内においても普及が未だ進んでいないので具体的に見えていません。

 

十数年前にNHKが放映した「生ごみは宝の山」と云う番組が有ります。

その後一時期、大手企業から個人まで約350社が生ごみ処理機の開発に取組み、

数多くのバイオタイプの装置が提案されましたが、悪臭の発生に対応できず次第に撤退し、

一部が乾燥タイプに方式変換しましたが、これは高温で短時間に乾燥させることで悪臭対策としています。

しかし単に生ごみを乾燥させただけ

(一部にバチルス菌等の高温菌を使用していますが、殆どは活性化せず休眠状態で生きているだけ)ですので

農業者の利用が進まずに、また何れも機械の販売を目指し、

処理物は単に堆肥の原料になりますとPRしたためその後行き詰まり現在に至っています。

(処理物の引き受け手が出てこない)

このことが後の生ごみリサイクル活動に影を落としていることは周知の通りです。

 

レビオは、生ごみリサイクルは人間が生きるために最低限必要な

安全な食料の確保と云う視点から考えると鉄道に優るとも劣らない取り組みであると信じています。

そして消費者および行政の意識改革が進むよう一歩一歩実績を積み重ねることで

「イノベーション」を起こしたいと頑張っています。。

十数年前にある教授から教えられたこと(その1)

2014-03-13

最初の方は、北海道東海大学のI教授から教えられた「精査されたローテク」と云う言葉です。

当時、レビオの前身であります「新農業未来塾」と云う農業者を含めた異業種交流グループを

立ち上げ地域の基幹産業である農業の活性化に向けた議論を始めた時期でした。

多くの意見の中から農業が疲弊していく原因の一つに

一部の葉物野菜を除き殆どの作物が1年1作であり収穫時期も似通っており

それが一度に市場に集まるため、安い価格に抑えられ思うような収入を得ることが

出来ないからではないかと云う結論に集約されました。

 

では、解決策を見つけることが出来ないのかと云う議論の中で

氷を利用した保冷庫の研究をしている大学教授がいると知人から紹介され

お付き合いを頂くことが出来るようになりました。

 

I教授との雑談の中に出てきた言葉が冒頭の「精査されたローテク」でした

 

世の中全体がハイテクブームに沸き多額の費用を掛け新技術が次々と開発されているが、

果たしてそれで人類が幸福になったであろうか?

ハイテクも必要だが昔から使われている技法・技術の中にも多額な費用を掛けずとも精査することで

人類の幸福に貢献するものがたくさんあるのではと云うご意見でした。

 

まさしくレビオの生ごみ堆肥がそれだと得心したことを今でもハッキリ記憶しています。

堆肥は大昔から使われていた技術でまさしく代表的ローテクです。

この堆肥の成分を精査し、植物の成長に大きく関わっている鉄イオン等のミネラルを補充することで、

単なる土壌改良剤と見下されていた堆肥が、機能性有機質肥料に生まれ変わったのです。

 

十数年前は今問題となっているTPP、特にこの中でも農業関連の関税引き下げの考え方は

出ていませんでしたが、当時から農業の抱える問題として単なる産地間競争だけではなく

輸入品との競争が熾烈を極めつつある中で、関税の引き下げが実施されると

国内農業の大部分は想像を絶する影響を受けるのは明白です。

また、食料品は輸出国にとっては戦略物資のひとつとされています。

何時でも容易に輸入が出来るとは誰も信じることが出来ないのは明白です。

 

レビオの生ごみ堆肥で出来た作物の品質(味・安全性・栄養価)のどれをとっても輸入品には負けません。

 

㈱レビオはこの堆肥の研究に十数年を要して漸く自信を持って販売を始めたところで

まだまだ知名度が低く漸く本州では弘前の農家さんに昨年採用され

大根始め4種類の野菜栽培に大きな成果を上げ喜ばれたところです。

 

今後もI教授の言葉を目標にさらに研究を進めていきたいと頑張っている毎日です。

年頭にあたって ~水素社会とレビオシステム~

2014-01-10

 

北海道の片田舎に住み、今年6回目の干支を迎えた老人の夢を、
自らの今後の生き様を確認する意味でお話しします。

 

元日に配達された地元紙1面にこんな記事が掲載されていました。

私の住む北海道の中空知地域(5市5町で構成され現人口11万5千人弱)を100人の村に例え
2040年(26年後)の地域の状況をシュミレーションしていました。

人口は59人までに減少し、農業始め商工業全ての産業が衰退すると想定しています
(ただし行政はじめ住民が何ら手を打たない場合)

記事では地域の行政はじめ住民が英知を出せば
この危機を緩和又は乗り越えることが可能ともありました。

私は、この記事の想定は当たっていると思いますし、10数年前より行政にも働き掛け、
仲間たちと「レビオシステム」の提案と言う具体的行動を起こし、周りの人達にも危機を訴えてきましたが、
訴え方の拙さからか残念ながら殆ど気に留めて頂くことが出来ませんでした。

行政を始め多くの人達は眼前の問題解決に追われ、
未来のことは何とかなると漠然と信じているように思えて仕方ありませんが、はたしてそうでしょうか?

私が述べたいのは人間の英知についてです、
過去の歴史において人間の英知で危機を脱した事実を私は知りません。

 

そして、この問題はわが地域だけの問題ではなく全国に共通する問題でもあると思っています。

 

この様な未来を想定した時、私の子や孫・友人・知人を含めて周りの多くの人達が、
例え慎ましい中でも、安全で美味しいものを食し、精神的に豊かな生活が出来る社会になることを望み、
そのような社会になるようにあまり残されていない人生ですが努力を続けたいと考えています。

 

さて、老人でありしかも何ら専門知識を有しない私の予想する近未来社会ではエネルギーの大部分は
海水から無尽蔵に得られる水素が主流となっています。

従って資源獲得を目指した争いは意味を失います、
また争いのもう一つの主因である食糧争奪も水素から得られる熱エネルギーを用いることで
寒冷地においても温室栽培が可能となり、このように化石燃料の消費減により温暖化ガスの大幅削減が
可能となるメリットもあります。

 

レビオが提案し取り組んでいます生ごみ堆肥化システム「レビオシステム」は、
従来の焼却方法・バイガス化等の効率優先の大規模施設が人口減少に向かう社会では
将来的に稼働率低下に伴うコスト増大と言う大問題に直面すること、
また肥料要素の一つでありますリンは中国はもとより米国でも輸出制限が検討されている状況下で
「土から出来たものを土に還す」考えは食糧安全保障上極めて有効な方法であると共に、
地域にイノベーションを起こす可能性を秘めていると信じています。

 

同様の危機意識をお持ちの方がおられましたら意見交換しませんか?

「おばばの口癖」

2013-12-24

皆さんこんにちは、今日は私の祖母(既に他界)の数ある口癖のひとつについて書いてみます。

祖母はある大名家の第一家老の娘として生を受けたと聞いていますが、
家系図等で確認していませんので定かではありません。

私が小中学生の頃は、父が病気がちで祖母の元で数年間過ごしていました。

その祖母の口癖に「理屈と膏薬は何処にでも付く」と「神構うな仏ほっとけ」の二つがあり、
今回は時節柄前者について書いてみます。

ところで、若い人達には「膏薬」と云う言葉は判りにくいと思いますが、
打ち身・ねんざ時に使う貼り薬のことで皮膚は当然、鉄板・木材等固体であれば殆どの物にふっ付きます。

3.11の大震災と地震に伴って起きた福島原発事故を巡って、
永田町では与野党を問わず被災者そっち除けの議論を重ねており、
被災者は勿論国民の大部分は呆れかえっています。

しかし、ここで考えてみてください、

この議員を選んだのは紛れもなく被災住民を含む国民ですからその責任は当然被災者を含めた国民にあります。

話を元に戻しますと今回の非常事態に等しい災害・事故対応に対し、
各政党や大物議員と云われる人達の意見はころころと変わり非難中傷合戦ですが、
それぞれの意見にはまさしく為るほどと思われる理屈が付いています。

ところが変わり、立場が変わると発言が変わりますがその都度ふさわしい理屈を見つけており、
まさしく「おばば」の云う膏薬と同じです。

今こそ、私達はそれぞれの言葉の本質を見抜く能力を身に付け高める努力が求められていると思います。

聖書に「初めに言葉有り」とありますが、己の言葉に責任を持てる人物を見つけたいですね。

各家庭にお風呂が無い時代には、大人達がよく銭湯で口角泡を飛ばして政治談義をしていたことを思い出します、
これらの中で本質を見抜く能力を身につけていったと思います。

この候補に票を入れれば仕事がもらえるとか、知り合いからの頼みだから、
地元の候補だから、若いから、演説が上手いからとそれだけで投票した結果が現状を生んでいると思いますが如何ですか?

消費者は神様?

2013-12-20

レビオの高瀬です、今回は日頃からの疑問のひとつである「消費者は神様」ってホントかな?について書いてみました。

私の記憶に間違いがなければ?
大阪万博の頃、今は故人となったある歌手がステージ上で「お客様は神様です」と発したのが最初ではないかと思っています。

この言葉が大流行し、いつの間にか「お客様」が「消費者」に変化し現在まで引きずられて来たのではと理解しています。

さて、ここで、ある歌手の発した「お客様」と、「消費者」の違いについて考えてみました

贔屓の芸能人が歌ったり・踊ったりする会場に入場料を払って見に行くのと、安い商品・

外食店を選ぶのとは本質的な違いがあるように思えてなりません。

芸人と「お客様」との関係はあくまでも一対一の関係であるのに対し、
商品やサービスと「消費者」との関係は瞬間瞬間に立場が逆転しているからです、

すなわち消費者も何らかの商品作りやサービスに拘わることで生活が成り立ち、
自分の拘わっている商品やサービスは採算の取れる価格で売れることを願っているからです。

正常な経営(過度な競争下に晒されない)で採算が取れるのであれば
先の焼肉店での食中毒問題や産地偽装等の事件は起きなかったと思います(一部の利益至上主義型経営者を除き)

膨大な人口を抱える中国やインドの経済発展に伴い穀物相場が暴騰し始めたとあります。

それに伴い他の食品(農水産物)価格も高騰しつつあり今後の動きに重大な関心を示していると報じていました。

我が国の1次産業従事者の平均年齢は60代後半でその殆どが後継者が居ない状況です、
原因はただひとつ所謂都会に住む「消費者」が少しでも安い物と動いたからにすぎません。

今後5年を過ぎると1次産業従事者は半減し、
食料自給率の大幅低下と中国やインドとの食料争奪戦に参加することになり、
国内の食料品価格高騰は容易に想像できます。

ある危機管理の専門家が日本人はリスク管理は出来ても危機管理は出来ないとTVで発言しています。

食料自給率低下は正しく危機管理の問題です、
もしこのコラムを読まれた方がいましたら、ご意見等を頂けたら幸いです。

経済発展(成長)と幸福感について その2

2013-12-10

「本当に伝えたいこと」

お付き合いありがとうございます。長いですが、その2を最後までお読みいただければ

私が本当に伝えたいことがわかっていただけると思います。

ぜひ、最後までお付き合い下さい。

コラムその1で原発について簡単に廃止や代替エネルギーが準備できるのか?という話を書きました。それを検証するために、再生可能エネルギーや自然エネルギーについて

それぞれ私なりの考察を重ねてきました。

その続きになりますが、他にも木質系として廃材・端材をペレット化して燃料として利用する方法があります。

しかし、私の知っている企業さんが取り組んでいますが、物流コスト・手段が問題で

灯油価格が高い中でも普及がなかなか進んでいない現実があります。

また間伐材を燃料として発電する方法がありますが(オーストリアで普及しているとのこと)

我が国の険しい山から搬出するコストを加えると、これも発電コストはオーストリアに比べると相当高くなるのでは、と推測します。

深海のメタンハイドレードについては、研究者が全力をあげて採掘方法を研究しているようです。

これも実用化技術が開発されるまでには、相当の時間が必要と感じています。

海底からの石油掘削は進んでいますが、石油は液体・・・メタンハイドレードは固体であるために効率的な掘削技術開発には時間がかかると思われるのです。

いずれにしても、原発に変わるエネルギーは「コスト高・不安定」等の問題が付きまといます。

このような問題を見越して脱原発集会などに参加しているのであれば良いのですが、

単に福島で大事故が起きたからといって参加しているのであれば

少し不安に感じるのです。

そこで本題である私の素朴な問いです。

タイトルにもあるように経済発展(成長)にどこまで進めば満足・納得できるのでしょう?

ゴールはあるのでしょうか?

また経済が発展すれば人間は本当に幸福になれるのでしょうか?

逆に経済発展がなければ人間は本当に不幸になるのでしょうか?

車が輸出できなくなれば、国民は本当に不幸になるのだろうか?

家電製品が輸出できなくなれば、国民は本当に不幸になるのだろうか?

仮にある年度の経済成長率が前年比3%アップした場合、

国民生活をはじめ中小零細企業の経営は3%豊かになるのでしょうか?

私は決してそうではないと思います。

薄識ですが近江商人の理想とする商いには「三方良し」を旨とする教えがあるそうです。

(三方良しというのは、「売り手」「買い手」「世間」が良しとする、つまり当事者の売り手と買い手だけでなく、その取引が社会全体の幸福につながるものでなければならないという考え方をあらわしているそうです)

また大岡越前守を扱ったドラマでも、三方一両損の話があります。

しかし現在の競争社会ではこの3%をめぐって激しい争奪戦が行われ、大部分は大手企業が手に入れて、一般生活者の手にはほとんど入ってこないのが実情です。

グローバリズム・経済成長至上・競争社会・・・これらの弊害(資金の偏り等)が

世界中に蔓延し始め、対抗する思想・考え方としてグローカル(グローバルとローカルの合体語)ソーシャルビジネス・イスラム金融・グラミン銀行等の活動が取り上げられるようになってきました。

以前、北海道新聞に脚本家の倉本 聡さんの寄稿記事がありました。

その中に「急ぐことを避け、身の丈にあわせた人間生活を身分相応に成し遂げることが本来のつつましい暮らしではなかったか」という一文がありました。

まさしくその通りで、国民の大多数にその覚悟が出来れば低エネルギー社会が実現し

毎年3万人と言われている自殺者も減り、当然原発も不要になります。

さる調査で(国連だと思うのですが)ヒマラヤの麓にあるブータンという小国が「幸福度世界一」とありました。

この国は日本のような工業国でもなく、特別な輸出産業を要していないはずです。

しかしテレビ映像で見る限り、子供達の目はきらきらと輝き

大人もせかせかした動きをしているようには見えませんでした。

明治維新以来、日本は資源小国なので資源を輸入し、加工製品を輸出して稼ぐことしか

生きていく方法がないと教えられそれが意識の深層にしまわれてきたので、

今日まで疑いもなく輸出に励んできました。

しかし福島の原発事故を契機に一度立ち止まり見直す時期にさしかかってきたのでは?と感じています。

日本の高い教育水準・技術力を活かせば、エネルギーを大量消費する完成品を輸出しなくても

コア技術の研究開発に資源を集中し、技術の輸出に活路を見出すことが出来ると信じています。

日本と東南アジアの子供達の目の輝きは、テレビ画面を通じて見ても明らかに違います。

この違いはどこから来るのでしょうか?

文明力の差・収入の差・識字率の差など、どれをみても日本の方が優位と思われるのに・・

皆さんのご意見をお願いします。

長文にお付き合いありがとうございました。

経済発展(成長)と幸福感について その1

2013-12-05

「各エネルギーについての考察」

先の東日本大震災で犠牲になられたかたがたに、
心からお悔やみを申し上げますと共に被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。

弊社も僅かですが、被災地にお米を主とする農産物を支援させていただきました。

今後も微力ですが機会があればお手伝いさせていただきます。

ところで、今回のコラムは株式会社レビオの社長としてではなく、
一人の人間の意見として書きました。少し長くなりますが読んでいただけましたら幸いです。

福島原発の事故を契機に、各地で脱原発の集会等が開かれているようです。

また、テレビ等では多くの評論家・コメンテーターの皆さんが『脱・原発』について、

それぞれ意見を述べているようですが、これらの皆さん並びに集会等に参加されています市井の皆さんは、現状において安全神話が崩れたからといって直ちに廃止せよとか、

新設は認めずに徐々に脱原発社会に向けた努力をすべき等、百家争鳴の感があります。

脱原発に至る方法はいくつかありますが、いずれの方法でも生活内容を根本から見直すことになることを理解・覚悟しているのでしょうか?

単に事故が起きた時の被害の甚大さ・放射線被害の恐ろしさと、現状復帰までに要する時間の長さから脱原発集会に参加しているのではないでしょうか?

電力会社はもちろん、経団連を初めとする大企業の皆さんは、現実問題として

「原発に変わるエネルギーはありますか?どのように確保するのですか?」

と、問いかけています。

確かに火力発電(石炭・石油・液化天然ガス等)で大部分をカバーすることが出来ますが、

これには地球温暖化ガスの増大という大問題を解決する必要性がありますし、

燃料費も大きな問題としてのしかかってきます。

現状では電力会社の算出しているキロワットあたりのコストは原発が安いので

(将来の廃炉費用・高濃度廃棄物の処分費等を加えると全く違うコストになりますが)

脱・原発は電気料金の引き上げにつながり、一般消費者は否応なしに負担するしかありません。

その場合、輸出企業の競争力は弱まり産業の空洞化が進み、

輸出企業とその関連会社に雇用されている従業員の相当数は解雇されると共に、

それらの企業城下町では商店等の売上は減少し

つもり積もってGDPは大きく落ち込むことになると、素人ですが容易に想像できます。

脱原発を希望する人たちの多くは、自然エネルギー・再生エネルギー・深海のメタンハイドレード・石油を作る藻等を開発すれば可能であると説明していますが、本当でしょうか?

長期的・理論的には可能だと思いますが・・・・

目の前にある問題として次の事柄について具体的に一つずつ考えてみました。

(ここまで読んだ皆さんに誤解の無いように申し上げますが、私は原発を推奨しているわけではありません)

まず自然エネルギーについてですが、風力・太陽光・小水力・波力等がありますが、

いずれも天候や昼夜に大きく左右されますので、バックアップシステムが必要となります。

電力会社に一定割合ですが余剰電力の買取を義務付け、さらに非常時のバックアップを求めることは、例えるなら「普段の日常生活の買い物はショッピングセンターで行うけれど、非常時には地元の商店に店を開いてください」というのに等しく、まったく理にかなっていません。

バックアップシステムについて考えるみると、現在最有力なものが「蓄電池」ですが、

これは実際には技術開発も着実に進んではいますが、現状ではレアアースが必要で

入手には中国の意向に大きく左右される可能性が無視できません。

よって、リスクは非常に大きく代替品の開発には未だ時間が必要です。

我が国は国土面積が小さく、かつ地震国です。

風力発電について考えると、風下での低周波騒音による健康被害が問題になっています。

そして太陽光発電はどうか、というと米国や砂漠地帯のような広大な未利用地が無いため

大規模な設置面積の確保が非常に困難です。

ここ数年、各家庭や工場の屋根に設置される事例が増えていますが、先に述べたバックアップシステムの問題は解決されていません。

洋上風力発電は今後の研究開発次第では、可能性はあるとおもいますが、

素人の感覚では「結構時間がかかるのではないか?」と感じています。

次に再生可能エネルギーの中でも、今後大きな可能性があるといわれる

「バイオマス発電」について考えてみましょう。

このバイオマス発電は、「有機性廃棄物からメタンガスを発生させ発電する」方法で

生ゴミ処分法の手段として一部地方自治体で採用されています。

しかし、生ゴミ収集コストを加えると買電よりはるかにコストが高くなるのが実情です。

(余談ですが生ゴミ処理だけを考えた場合には、施設で使う電力は買電でまかない、メタンガスは熱源として近接すると思っています)

他にもエネルギーを考える上で大事なことは

人口減少社会に向かう中で、年数を経るごとに設備稼働率の低下というコストアップ要因があります。

大変長くなりましたので、まだいくつかあるエネルギーに関しての考察も

その2に続きます。ぜひ最後までお付き合い下さい。

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